2006年03月02日
IBACH=イバッハ納品 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
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IBACH=イバッハ納品 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
約半年に渡る修理を終え、納品した。新築されてあまり経ってない綺麗なお部屋に気持ちよく溶け合うご様子。黒の艶消し塗装で落着いた雰囲気。お客様にもお喜びいただき、一安心。早速ご試弾いただく。アクションを引き出し交換した部品や変更したシステム等の説明を行いご確認いただいた。音の狂いは、大分落着き調整も安定しつつある。快適に末永くお使いいただければと願う気持ちで帰路に着く。
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2006年02月10日
ネームの仕上げ [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
塗装も最終段階に入る。重なる修理によりロゴのネーム部分が薄くなっている。この時代のネームは、化粧板に埋め込んであるタイプ。木部を黒で塗装してネームを出すのは、なかなかの作業。塗った黒のウレタン塗装から真鍮のネームを掘り出す。綺麗に掘り出した後に、クリアーのポリエステルで仕上げた。全体を黒艶消しで仕上げ鍵盤蓋の内側を黒艶出しで仕上げた。
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2006年02月02日
屋根の塗装に取り掛かる [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
気温が低く塗料が乾かない。この時期の塗装は、苦労する。ペダル・脚の塗装を終え屋根の塗装に入る。黒に塗ってしまうのが惜しいくらいの木目である。
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2006年01月28日
外装の塗装に入る [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
アクション・鍵盤・ダンパーの組立を一通り終えて、外装の塗装に入る。このピアノは、修理の度に何度か重ね塗りされていた。今回は、全ての塗料を一度剥がす。塗装の仕事は体力勝負。なかなかの重労働。シンナー等の臭いが体に悪そう。充分な換気を行なうがこの季節なかなか寒さが厳しい。その一方で塗料の乾燥には温度も上げなければならない。ペダル・脚と仕事を進める。
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2006年01月23日
ダンパーの解体 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
ダンパーアッセンブリーの解体を行なう。清掃を行い、関節部分の点検を行う。関節部分の動きに問題はなさそうなのでシリコン(潤滑材)を塗布して次の作業に進む。
ブロックのスクリューをソケット付きに変更する。ダンパーの取り付けや調整を行いう時にスムーズに作業が行なえるようにするための改良。ソケットを打ち込んで、ワイヤーの通る穴を開けた。
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2006年01月21日
キャプスタン植込み [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
ハンマーやウィペンの位置が決まりキャプスタン取り付け位置が決定する。前後・左右の位置を決め穴あけ・植込みと作業を進める。埋木の部分に植込むことになるが硬さも程好く取り付けが進む。ポプラの埋木で正解のようだ。このシステム変更でアクションの鍵盤からの取り外しが簡単に行なえるようになった。
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2006年01月18日
ハンマー穴あけ [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
新しいハンマーに穴を開けた。サンプルとなる元の部品は、前回の修理の際に理解し難い取り付けがなされている。本体の寸法から基本に基づき位置と角度を割り出し、作業を進めた。システムの変更もあり、組み上げるまで心配は残る。一気に組み上げたい。
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2006年01月16日
アクションの組立を行なう [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
アクションの組立に入る。今回の修理は、アクションの殆んどの部品を交換する。サイズ・位置を確認しながら組み立てた。フレンジスクリューも新しいフレンジに合わせてワッシャー付きの物に交換した。サイズも丁度いい。綺麗なアクションに蘇る。フレンジの納まりを良くするためにレールとの間に#80のサンドペーパーを貼る。
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2006年01月14日
アクション解体 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
アクションの修理に進む。各部をチェックしながら解体する。心配したレールの破損はないようだ。全てを解体しブラケットとビスの塗装から行なう。ハンマー部分は、廃棄。ウィペン部分は、修理が全て完了して納品したらご指導いただいた森田氏に送ろう。
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2006年01月12日
鍵盤ブッシング貼替え [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
鍵盤のフロントとバランスのクロスを貼り替えた。充分乾燥させているので順調に進んだ。今回、初めてアルミ製の貼り駒を使用。木製・樹脂製といろいろと試したが精度は、金属に勝てる素材はないようだ。仕上がりが楽しみ。
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2006年01月05日
鍵盤木工修理 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
アクションのシステム変更に伴い、鍵盤の木部を埋木する。埋木の材料を作るのに以外と時間が掛かった。最初に松材で作ろうと思ったがなかなかうまくいかない。柔らかすぎるようだ。ポプラ(朴の木)で作ってみた。最後のすり合わせはペーパーで一個一個丁寧に行い接着した。
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2005年12月09日
象牙鍵盤修理 [IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
象牙鍵盤は、どうしても剥がれやすい。指の触れる部分が、反って手前から剥がれてくる。この鍵盤も10本に手前から瞬間接着剤を流し込み接着した。4本は、位置の修正の必要もありジョイント手前部分を完全に剥がして接着をやり直した。
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2005年11月04日
張弦を完了する [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
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2005年11月02日
張弦 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
張弦作業に入る。中・高音部分は、全て一本掛け。以前は、ヒッチピンに掛ける部分の玉を一台分造ってから張弦したが今回は、一本づつ造りながら張ってみた。久しぶりの玉造りで指が痛くなった。情けない!
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2005年10月31日
張弦準備 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
フレームの取付を終え、張弦の準備を行なう。ピンブッシを打ち込み穴を開けた。ピンブッシの11mm径がなかなか手に入らなくなってきていた。古いカワイピアノは、11mmだったが、現在フレームのチューニングピン穴が10mmになったようでヤマハ・カワイが同じとなり10.5mmで生産されている様子。11mm径のピアノを修理する場合は考えて置く必要がありそうだ。
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2005年10月17日
フレーム塗装 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
表を塗装して、透かし彫りの部分を色を変えて強調してみた。
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2005年10月15日
フレームのカポ研磨 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
フレームの作業に取り掛かる。ピンブロックを取り外し面を取る。汚れを落とし裏返す。弦の跡が意外と食い込んでいた。カポの部分をヤスリで整形しサウンドペーパーで仕上げた。塗装を行ない、カポの部分は取り除く。表の塗装に移る。
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2005年10月14日
響板の塗装を完了する [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
響板の塗装を完了する
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2005年10月13日
響板雑音修理 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
以前から気になっていた響板の雑音を抑えるため周辺をビス止めした。事あるごとに響板や駒の上を握りこぶしで叩いてチェックする。裏返して響棒を叩いた時に気付き気になっていた。リムから響板が何処かで少し浮いているようだ。考えられるフレームボルト間を響板ボタンを添えてネジ止めした。
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2005年10月12日
響板の仕上げ [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
裏の作業を終了し、中塗りまで作業を進めいていた響板を仕上る。凹凸を最小限にするため中塗りを行い、研磨をおこなった。割れ修理部分の段差もこれで綺麗になる。研ぎ出しを終えて仕上げの準備。
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2005年10月09日
本体を裏返す [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
響板の下地塗装を終え、本体を裏返した。支柱の上に積ったホコリなどが意外と出てくる。雑巾で清掃を行い、響板の裏やボディー裏側を塗装する。棚板の解体を試みたが接着してあるようだ。今回は、そのままにして塗装をする事にした。多少作業性が良くないが時間を掛けて行なえば特に問題ない。裏の状態で作業がし易い棚板部分と後ろ脚部分の取り付け座の塗装を剥離して、次にボディーに進んだ。
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2005年10月08日
響板塗装 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
ラッカーシンナーとアセトンを使い古いニスを剥がした。今回は、容易に作業が進んだ。割れの修理跡を今回どう処理しようか考えたが、特に問題もなく丁寧な作業が施してあるので表面の再仕上げだけに留めた。木ネジも製造当初からの物が殆んどなので頭を磨いてそのまま戻した。下地のシーラーと下地塗料を吹付けて次の作業に進んだ。
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2005年10月07日
駒の洗浄とピン研磨 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
中性洗剤を使い駒上面を洗浄した。大分汚れが落ちた。手早く作業を終え、エアーで乾燥させれば特に問題が残らない。とは言え充分乾燥させてから張弦したい。今回は、張弦が大分先になりそうだから大丈夫。駒ピンは、真鍮ブラシとサウンドラバで丁寧に仕上げた。
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2005年10月06日
フレームを取り外す [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
弦を取り外し・チューニングピンを抜き・フレームボルトをゆるめて取り外せば、フレームを取り外す事ができる。三点できれいにバランスを取れば一人でも取り外す事ができる。会社勤めの頃は、数名で取り囲んで取り外したものだが独立してからは一人で行なっている。手順を考えれば特に危険な事もない。
フレームを取り外すまで気掛りなのが、ピン板である。古いピアノは、割れたり接着が剥がれている事が多い。中音ベース側のチューニングピントルクがゆるかったので心配していたが大丈夫だった。一安心である。マークも綺麗に残す工夫をしたい。
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2005年10月05日
解体を進める [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
全体の張力を下げる瞬間は、何回経験しても緊張する。特に古いボディーは、神経を使う。張力を下げはじめると全体のバランスが崩れるのか色んな所からきしむ音が出る。時にはベース弦が飛んでしまう事がある。今回はそんな事もなく順調に進んだがきしむ音は大分出ていた。全体の張力を下げると今度は、弦の太さを測定しながら取り外す。
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2005年10月03日
解体を開始 [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
必要なサイズを記録しながら解体を進めた。断線が多いと聞いたので張力の計算も行い弦の太さも変更を検討しなければならない。張力計算もパソコンを使うようになってから本当に簡単になった。ありがたい事である。
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2005年10月02日
部品の確認を行い注文する [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
解体前の音のチェックを完了する。録音を取ったりすれば最良なのだろうが再生しても、本当の音に再現できる訳もなく自分の感覚に焼き付けるが一番。ドイツに注文する部品一つ一つをサイズ・形状をチェック。約一ヶ月後に届く予定。全て希望通りの部品が届くことを祈るだけ。今回は、初めて手掛けるシステムの変更があるので特に慎重に行なった。
こんな時にご相談する京都の森田氏に電話で聞いてみた。70歳を超えても元気に工房でお仕事をなされているご様子。最近の様子や珍しいピアノのお話も合わせてお聴きした。最近「よもやま話」を書き足したとのこと、早速読ませていただいた。
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2005年09月08日
イバッハ(IBACH)との出会い [■マイスターお仕事日記][IBACH=イバッハ(ドイツ製)]
お客様からのご依頼で、修理可能かどうか見て欲しいとの依頼でお伺いした。現在も創業し続けるドイツ最古のピアノメーカー。イバッハ。過去に数台触れた経験はあるものの自分が修理を担当するのは初めて。何度か修理経歴を持つピアノで製造番号は見当らない。
なぜ、製造番号を消してしまうのか、私には理解できない。製造年を偽って新しいと説明して高額で売りたいのだろうか?メカニックの形式からも80年は、経過していると思われる。音色のばらつきは有るものの独特の音色。現状を見る限り大きな問題は無さそうである。数度の弦交換やハンマーの交換は行なわれている様子。でも、メカニックの大きな改造は行なわれていないと思われる。この枯れた音色を蘇らせる事に全力を傾けたい。半年に及ぶ大修理となるだろう。




