2005年07月22日
GPウィペン解体・改良を行なう [◆特筆 作業レポート]
5~10年程度の使用で、アクションの雑音が多くなります。意外と見落としがちな部品、ウィペンの解体・改良修理を2日掛けて行なった。機械による木部の形状変更とドイツ製スプリング使用がポイントです。
作業前 跡が無い状態
スプリングの跡が有る状態
作業前
レバー溝を機械で形状変更
加工部分に黒鉛塗布
磨き出し仕上げ
右従来の国産スプリング
左ドイツ・レンナー社スプリング
レバーの溝は、レンナー社製の形状に近づけ跡が付きにくく加工した。スプリングの形状も似ているがレバーに当る部分が丸くなっている。耐久性を考えるとこの形状が正解。スプリングの材質も多少違うのか調整の保持も良いようだ。
クロスもレンナー社製を貼った。関節部分のセンターピンに潤滑油を塗布して完了した。
解体時 組立前
組立完成
投稿者 sendai-p : 16:56 | コメント (0) | トラックバック | ▲PAGE TOP
2005年06月27日
アクションの改良を行う [◆特筆 作業レポート]
クイックリターン方式アクションの改造が持ち込まれた。ヤマハ製の「YUA 」というモデルで発売当初は画期的なアクションと評価されたが、10数年の使用で雑音やアクションの動きに問題が出はじめる。今回は、この方式を通常の方式に戻す。解体して板バネを外す。クッションスキンも丁寧に剥がした。
スプリング取付用の穴と溝を切る。今回が初めてなので治具造りに手間取ったが、なかなかの出来。スプリングを取り付けて、組み立てれば出来上がり。通常のピアノのアクションに戻り、動きもスムーズ。大きな音色の変化も無く仕上げる事ができると予想される。
投稿者 sendai-p : 10:36 | コメント (0) | トラックバック | ▲PAGE TOP
2005年06月06日
黒鍵を仕上げる [■マイスターお仕事日記][◆特筆 作業レポート]
今回のピアノは、黒い鍵盤の表面部分を貼り替えた。お客様のご希望によるもので、一台分全てを貼り替えるのは初めての作業。ベークライトと言われる樹脂の部分を黒檀に貼り替える。ベークライト部分を綺麗に剥がすのが最大の課題。無理をすると下の木部が破損してしまう。経験者に教わるのが一番。意外と簡単に綺麗に剥がす事ができた。接着は、丁寧に位置を確認しながら行えばそんなに難しいことはない。最後にラッカー塗料を塗って仕上げ。仕上げてみて感じる事は、弾きごこちがいい事に気づかされる。今までは、白鍵も樹脂・黒鍵も樹脂だから同じ方がいいと考えていた。実際に自分で作業をして、弾き比べてみるとその意味に気付かされる。お各様に教えていただいた貴重な体験となった。





